ハッキングされるとはどういうことですか?
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Last Updated:
February 18, 2015 11:42 AM
「ハッキング」という言葉は—特にWebサイトについて言うとき—明確な定義なしでよく使用されます。
Webサイトがハッキングされたと言うとき、それが意味する状況は何通りかあります。
- 何者かがあなたのアカウントにアクセスできるようになっている(通常はFTPによって)。 FTPアクセスを得ることで、ハッカーはあなたのサイトに自分のコードを挿入できるようになります。
- サイトへのアクセスが可能になり、悪意のあるコードをサイトに挿入している。 何をするコードなのかはハッカーの意図によって様々です。
ハッキングは潜伏性が特に高いので厄介です。気がつかないうちに自分のサイトがハッキングされている場合もあります。 あるいは、サイトを完全にダウンさせたり、コンテンツをわいせつな内容にすり替えるなど、極めて攻撃性の高いケースもあります。
ハッキングによる被害には他にも次のようなものがあります。
- サイト訪問者のコンピュータにウイルスをインストールする
- 訪問者を別のサイトにリダイレクトする
- あなたのWebサイトを使用して別のWebサイトを攻撃してダウンさせる
残念ながら、ハイジャックされてしまったWebサイトに関しては現在のところLoJack®(盗難車追跡システム)のような解決方法はありませんが、ハッキングを防止するために次のような対策を取ることはできます。
- セキュアパスワードを使用する。 つまり、飼い犬の名前に1を付けただけといった分かりやすいパスワードは使わないということです。 詳細については「Keeping Your Hosting/FTP Password Secure」を参照してください。
- サイトを定期的にスキャンする。 サイトに悪質あるいは疑わしいコードやアクティビティがないかを検出するツールは多くの会社から提供されています。
- Webサイトのソフトウェアを更新する。 WordPress®などのソフトウェアを使用しているなら、常に最新のバージョンを使用することはサイトを健全に保ち、マルウェアの侵入を防ぐことにつながります。
ハッカーの脅威を認識して必要な対策を講じておくことで、自分のサイトが訪問者やネット上の他サイトを攻撃するような事態を防ぐことができます。